ThinkPad T480sの延命策として、無線LANのアダプタを最新のものに換装しました。
T480sに搭載されている Wireless-AC 8265は、Wi-Fi 5 (IEEE802.11ac)対応までとなっており、最高速度も867 Mbpsということで非力感を感じます。また、セキュリティ面でもWPA2までの対応ということで、無線APの暗号化モードをWPA2-PSK/WPA3-SAEからWPA3-SAEのみにしたいという思いもありました。
ZabbixでLinux機のSMARTを監視する
ZabbixでLinux機のストレージのSMARTをZabbixに標準で組み込まれているのモジュールで監視する設定をしてみます。
環境構成
Zabbixサーバ Zabbixバージョン:6.0.7
Linux機 OS:Ubuntu 22.04
Linux機 Zabbix Agent:6.0.8
Zabbix エージェントのインストール
Zabbix Agent2をインストールする
smartmontoolsインストールと実行権限設定
// SMART用のツールをインストール
$ sudo apt install smartmontools
// SMART取得の確認
$ sudo smartctl -a /dev/nvme0
zabbixエージェントがsmartctlコマンドを実行できるように、sudoersでzabbixユーザに実行権限を付与します。(太字の部分を追記)
$ sudo visudo
# User privilege specification
root ALL=(ALL:ALL) ALL
zabbix ALL=(ALL:ALL) NOPASSWD:/usr/sbin/smartctl
Zabbix監視設定
ホスト設定に「Template Module SMART by Zabbix agent2」を追加する。

動作確認
取得できていればOK

ThinkPad T480sでメモリの増設とSSDの交換をしてみた
年始にThinkPad T480sを購入しました。
メモリとSSDは自分で後から増設した方が安上がりなため、PC購入後にSSDの交換とメモリの増設をやってみました。
※メモリの増設やストレージの交換を行うと、メーカーの保証対象外になるため自己責任で行ってください。
購入時のスペックと増設・交換後のスペックは以下の通りです。
購入時 | 増設・交換後 | |
CPU | Intel Core i7-8550U | |
メモリ | DDR4-2400 8GB (オンボードのみ) |
DDR4-2400 16GB (オンボード8GB + 拡張スロット8GB) |
SSD | SATA SSD 128GB | NVMe SSD 512GB |
GPU | Intel UHD グラフィックス 620 | |
ディスプレイ | 14インチ WQHD | |
OS | Windows 10 Pro (1803) |
第8世代のIntel CPUではコア数が増加しており、性能は違えど今使っているデスクトップPCと同じ8スレッド数のCPUがノートPCでも使えるというのは感慨深いです。
キーボードもタイプしやすいのはもちろんのこと、USB type-CやHDMIだけでなく、有線LANポートもついているのも高評価です。
WQHD液晶にしたのが案外よく、広いデスクトップがあると作業効率が上がります。
Let’s Encrypt 公開ベータ版を導入してみた
久々の更新です。
更新していない間にこのサイトのサーバーを入れ替えたりIPv6 に対応したりと色々やっていました。
12月3日にLet’s Encrypt が公開ベータとしてだれでも使えるようになりました。
https://letsencrypt.org/2015/12/03/entering-public-beta.html
Let’s Encrypt は米電子フロンティア財団が運営する、ウェブサイトを無料でHTTPS 化するプロジェクトです。
ということでLet’s Encrypt でSSL 証明書を導入してみました。
VAIO SBをリカバリしてWindows7→8→8.1にする時のメモ
再度リカバリした時のためのメモ
機種によって異なる部分があると思うのであまりアテにしない方がよいです。
私の使っている機種はVPCSB1AFJです。だいぶガタきているけどまだ戦っていく。
続きを読む
SECCON 2014 OnlineのWrite up
夏です。CTFの季節がやってきました。
今年のSECCON CTFはオンライン予選が最初でした。
朝9時から21時までの12時間という短い時間で行われました。
私は今回もwasamusumeで参加しました。
私は他の用事があったので、がっつりやれませんでしたが
息抜きに問題を解いたのでWrite upを書いてみます。
pkg(またはPorts)でBINDを使う時に気をつけること
FreeBSD8.4とFreeBSD9.2で最新のBINDをpkgで導入するときに気をつける点があるのでメモ
pkgだとportsに比べてコンパイルしなくてもよいので手軽にインストールできます。
# pkg install bind99 # echo "named_enable=\"yes\"" >> /etc/rc.conf # /etc/rc.d/named start
これだけだとシステムデフォルトのBINDが動いてしまいます。
pkgでインストールしたBINDにするには以下の設定をする必要があります。
# echo "named_program=\"/usr/local/sbin/named\"" >> /etc/rc.conf
ただし、これだけではエラーが出るので起動しません。
chroot環境の/usr/local/etcにBINDの設定ファイルを置く必要があります。
# mkdir -p /var/named/usr/local/etc # ln -s /etc/namedb/named.conf /var/named/usr/local/etc/ # ln -s /etc/namedb/rndc.key /var/named/usr/local/etc/
これでpkg(またはports)でインストールしたBINDで起動できます。
/var/log/messageで正しく起動しているかを確認しておきましょう。
$ less /var/log/messages Jul 12 xx:xx:xx gw named[xx]: starting BIND 9.9.5 -t /var/named -u bind Jul 12 xx:xx:xx gw named[xx]: built with '--localstatedir=/var' '--disable-linux-caps' ... Jul 12 xx:xx:xx gw named[xx]: ---------------------------------------------------- Jul 12 xx:xx:xx gw named[xx]: BIND 9 is maintained by Internet Systems Consortium, Jul 12 xx:xx:xx gw named[xx]: Inc. (ISC), a non-profit 501(c)(3) public-benefit Jul 12 xx:xx:xx gw named[xx]: corporation. Support and training for BIND 9 are Jul 12 xx:xx:xx gw named[xx]: available at https://www.isc.org/support Jul 12 xx:xx:xx gw named[xx]: ---------------------------------------------------- Jul 12 xx:xx:xx gw named[xx]: command channel listening on 127.0.0.1#953 Jul 12 xx:xx:xx gw named[xx]: command channel listening on ::1#953 Jul 12 xx:xx:xx gw named[xx]: all zones loaded Jul 12 xx:xx:xx gw named[xx]: running
ここのサーバーを調整しました
ここのサーバーはさくらのVPS上でUbuntu 14.04を動かしています。
いくつか問題があったので調整してみました。
nginx+fastcgi+php構成に変更
これまでWordPressのパーマネントの関係で、このブログでは
nginxからリバースプロキシでApacheにリクエストを投げるという無駄なことをしていました。
そこで今回ようやくnginx+fastcgi+php 構成に変更しました。
1. fastcgiのインストール
Ubuntuでは以下のコマンドでインストールします
sudo apt-get install php5-fpm
2. nginxの設定
nginxの設定は以下を参考にさせてもらいました。
nginx+php+fastcgiでwordpressを動かしてみた – polidog lab++
変えているところはfastcgi_passの設定で、UNIXソケットでやりとりするようにしています。
WordPress上でSuperCacheプラグインを使用しているので
http://wiki.dreamhost.com/Nginx#WordPress
を参考にキャッシュが有効になるようにしました。
server {
listen 80;
server_name diary.carme-ln.net;
-- 中略 ---
location / {
index index.php index.html index.htm;
root [path];
if (-f $request_filename) {
break;
}
set $supercache_file '';
set $supercache_uri $request_uri;
if ($request_method = POST) {
set $supercache_uri '';
}
# Using pretty permalinks, so bypass the cache for any query string
if ($query_string) {
set $supercache_uri '';
}
if ($http_cookie ~* "comment_author_|wordpress|wp-postpass_" ) {
set $supercache_uri '';
}
# if we haven't bypassed the cache, specify our supercache file
if ($supercache_uri ~ ^(.+)$) {
set $supercache_file /wp-content/cache/supercache/$http_host$1/index.html;
}
# only rewrite to the supercache file if it actually exists
if (-f $document_root$supercache_file) {
rewrite ^(.*)$ $supercache_file break;
}
# all other requests go to WordPress
if (!-e $request_filename) {
rewrite ^.*$ /index.php last;
}
}
location ~\.php$ {
root [path];
fastcgi_pass unix:/var/run/php5-fpm.sock;
fastcgi_index index.php;
fastcgi_param SCRIPT_FILENAME $document_root$fastcgi_script_name;
include fastcgi_params;
}
}
無事に表示できているようなのでApacheを起動しないようにします
sudo update-rc.d -f apache2 remove
Apacheを止めたのでサーバーのメモリ使用量を減らすことが出来ました。めでたし。
サーバーの起動が遅い問題
サーバーを再起動した時に起動がやたら長い問題が出ていました。
さくらのVPSのコンソールから起動の様子を観察していると
“Waiting up to 60 more seconds for network configuration…”
と表示されており調べてみると、
どうやらネットワーク設定に問題があってフェイルセーフでウエイトが掛かっていたようです。
/etc/network/interfacesを見て見るとネットワーク設定を読み込む時にethtoolが呼ばれています。
# The loopback network interface
auto lo
iface lo inet loopback
# The primary network interface
auto eth0
iface eth0 inet static
address xxx.xxx.xxx.xxx
netmask xxx.xxx.xxx.xxx
gateway xxx.xxx.xxx.xxx
dns-nameservers xxx.xxx.xxx.xxx,xxx.xxx.xxx.xxx
post-up /usr/sbin/ethtool -K eth0 tso off
ethtoolのパスを調べてみると/usr/sbinではなく/sbinにありました。
サーバーをアップグレードした際にethtoolのパスが変わって、スクリプトが走らないため起動に時間が掛かっていたようです。
/sbin/ethtool に変更してあげると起動が遅い問題は解消しました
画像の表示などが遅い
起動時にethtoolで設定されるTSOの無効化が有効になっていないせいでした。
post-up /sbin/ethtool -K eth0 tso off
さくらのVPSではこれを入れないと通信が遅くなるみたいです。
このVPSサーバーは初期のVPSマシンなので、最新のサーバーではどうなっているかは分からないです。
Eclipse4.3.2でJava8を書けるようにする
EclipseでのJava8のサポートは6月にリリースされる予定の4.4から
Eclipse 4.3 KeplerでJava8の構文を使おうとすると以下の様にエラーが出てしまう
4.4が出るまで待てないので、4.3.2用のJava8サポートパッチをインストールする
JDT/Eclipse Java 8 Support For Kepler – Eclipsepedia
https://wiki.eclipse.org/JDT/Eclipse_Java_8_Support_For_Kepler
このサーバーのdo-release-upgradeに失敗した
このサーバーのOSをUbuntu 10.04から12.04にアップグレードしようとしたら失敗した
アップグレード方法はいたって簡単
サポートが長いLTSにしたかったので以下のように設定する
vim /etc/update-manager/release-upgrades
Prompt=lts
あとはdo-release-upgradeコマンドを実行するだけ…だった
sudo do-release-upgrade
どこで失敗したか?
パッケージのアップグレード時に設定ファイルの更新を尋ねられる。
その際にシェルに入って直接編集している際にCtrl-Cを押したところ、
作業しているシェルではなくdo-release-upgradeが終了してしまいアップグレードが中断されてしまった。
以下のコマンドで中断したパッケージインストールを再開できるようです。
sudo dpkg -C
sudo dpkg --configure -a
ただ何を血迷ったか、do-release-upgrade -d でさらにアップグレードをして
現在、Ubuntu 14.04 (開発版)になっています。